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歯科矯正治療の資格制度について

矯正治療は歯科医師免許を持っていれば、おこなえる治療です。しかし、自由診療であるため、知識不足や技量不足の歯科医師が実施してトラブルに成ることも少なくありませんでした。そのような現状を変えるために、矯正歯科分野の各学会が認定医や専門医といった制度を設けています。各学会の歴史や資格制度を紹介していきます。

日本矯正歯科学会

日本矯正歯科学会は、1926年に発足し、7000名程の会員を擁する矯正歯科分野では、国内最大の学会です。歯科矯正学の進歩を目指していて、この目的を達成するために、学術大会の開催、機関誌の発行、認定医等の設定しています。資格制度では「認定医」「指導医」「臨床指導医」というものがあります。それぞれの資格概要は以下となります。

認定医

指導医

臨床指導医

日本成人矯正歯科学

日本成人矯正歯科学は、成長発育期以後の成人を対象とした矯正歯科医療に関する進歩・発展と学術の向上をめざし、 1993年に発足しました。学術大会やセミナーなどを開催していて、資格制度では「認定医」「臨床指導医」「総合指導医」などがあり、概要は以下のとおりです。

認定医

学会に5年以上継続して在籍していること・学会の認定研修施設あるいは本学会の認める矯正歯科専門医療機関に5年以上在籍していると同等の矯正臨床経験を有する、などです。

臨床指導医

認定医取得2年以上・課題症例を経験していること、などです。

総合指導医

臨床指導医取得2年以上・推薦状を提出、などです。

日本臨床矯正歯科医会

日本臨床矯正歯科医会は、1973年に発足した矯正歯科の専門開業医が会員となる団体です。認定医などの制度は設けていませんが、入会資格は以下の通りになります。 ・5年以上の矯正歯科治療の臨床経験を有する矯正歯科治療の専従医であることに加えて、所在地区の会員1名を含む会員3名以上の推薦が必要。

日本顎咬合学会

日本顎咬合学会は、1982年に設立された学会です。歯科治療で非常に重要な「咬み合わせ」について研究しています。日本では咬合の専門講座がなく、いくつかの分野(補綴、矯正、歯周など)がそれぞれの立場から咬合を追求していましたが、それらの連携を図るため、組織されました。資格制度は「咬み合わせ認定医」「咬み合わせ指導医」があり、概要は以下のとおりです。

咬み合わせ認定医

顎咬合学およびこれに関連する領域の歯科臨床に満4年以上従事している・学会に継続して満3年以上の会員歴がある・学会の咬み合わせ認定医検定試験に合格、などです。

咬み合わせ指導医

学会に継続して満10年以上の会員歴・顎咬合学およびこれに関連する領域の歯科臨床に満10年以上従事・咬み合わせ認定医の資格を有し、学会に継続して満8年以上の会員歴、および臨床歴8年以上、などです。

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